北海道旭川市でマンション・アパートの物件を借りるには、賃貸業者のお世話になることでしょう。部屋探しは、新しい生活を送る上で大変重要です。部屋を借りるのは借主にとって大きな出費になりますし、慎重な判断が必須と云えます。賃貸にまつわる揉めごとも絶えません。そこで、賃貸住宅管理業の登録制度が参考になります。この制度は国土交通省が管轄しているもので、登録している賃貸業者は、法律により借主の利益を保護するように、様々な点において義務が課せられているのです。したがって、賃貸業者を決めるとき、この制度に登録しているかどうかを判断材料にすることができるのです。
現在、旭川市内で賃貸住宅管理業に登録している賃貸業者・営業所は13店で、有限会社ドルフ、千代田不動産株式会社、株式会社生活プロデュース、有限会社オガタ、株式会社エムオーメンテ、大東建物管理株式会社、アライ地所株式会社、有限会社賃貸情報センター、有限会社河商、有限会社ティーズエンタープライズなどです。詳しいデータは下のリストをご参考ください。
旭川市でアパートまたはマンションを見つけることを考えましょう。まず通学先・通勤先の場所を中心に、大まかなエリアを決めることになります。学校・勤め先に近ければ近いほど便利で、通学・通勤のストレスが軽くなりますが、町の中心部ほど家賃の相場は高くなる傾向なので、予算に合わせて、遠い地域も想定しなければなりません。社会人の場合、家賃総額は収入の3分の1が目安です。場合によっては旭川市を選択肢から除外する必要が生じるかもしれません。
どの沿線にするか、最寄駅はどこにするかがポイントです。特急や急行が停まる駅近辺は家賃の相場が高く、各駅停車の列車しか停車しない駅近辺の家賃は傾向として安くなります。駅から遠いと徒歩では厳しくなるので、自転車またはバスを利用することになり、家賃相場はさらに下がります。目星を付けたら、実際に現地を見回ってみましょう。コンビニやスーパーマーケットなど、生活に便利な店舗が多いかどうか、自分自身で確かめるのです。
旭川市における賃貸にはいくつかの費用が発生しますので、ひとつずつ説明していきます。まず家賃があります。家賃は言うまでもないでしょうが部屋を借りる対価として毎月大家に払う費用です。地域や部屋の大きさによって大きな価格差があるため、部屋探しをする際の主な判断材料になります。次に敷金があります。敷金は費用といっても、預り金で、入居前に大家に預託して、退去時に返還されます。家賃不払いや、賃借人が部屋を損壊した場合、敷金から賄われるので、その場合は退去時にその分は返金されません。次に礼金です。敷金とともに借主が戸惑う費用ですが、大家への謝礼金としてのしきたりにより入居前に払う費用です。額は物件によって差がありますが、北海道では約1か月分の家賃に該当する金額になります。次に更新料です。当初の契約期間が満了をむかえ、契約し直す場合に発生する費用ですが、不要の物件もあります。最後に管理費(共益費とも)です。存在しない物件もあります。管理費はマンション等の共用部の保全・維持のためマンション管理組合に支払う費用で、家賃とは別に毎月支払いますので、物件を探す際にはチェックしましょう。